近年、シカやイノシシなどの野生動物による森林や農地への被害が、深刻な状況となっています。獣害防止の取り組みとしては、保全地域の防獣柵による囲い込みや捕獲による個体数管理が必要です。環境計測は、培った野生動植物に関する専門知識と調査技術、ICT技術で、獣害の防止に貢献します。

当社は、マクセルフロンティア株式会社と連携し、同社が開発した害獣捕獲監視システム「マタギっ娘」を活用し、狩猟者の罠点検の負担を軽減することで、個体数管理の促進に取り組んでいます。また、赤外線センサーカメラなどを活用した野生鳥獣の生息状況分析や行動圏把握、生息密度推定などにより、効果的な獣害対策プランをご提案いたします。

以下のような課題について、解決をサポートさせて頂きます。

• シカやイノシシがどのあたりに多くいるか調査を実施したい。
• 地域の獣害が増加しており、何とかしたい。
• わなの見回りが大変なので、負担を軽減したい。

サービスの概要

「マタギっ娘」は、ニホンジカやイノシシ等の害獣が罠にかかったことをZETA※通信を用いて狩猟者の携帯電話やスマートフォンにメールで通知するシステムです。本システムにより、わなの見回りの手間が削減でき、捕獲の段取りを事前に行うことができるため、速やかな処置が可能となります。

※ZETAの特長：

①中継器による通信ネットワークの拡張（見通し 10～15km → 50～75km）、

②通信範囲の拡大（電波が届きにくい山間部でも通信が可能）

サービスの特長

• 電波が届きにくい山間地でも、中継器により電波をつなぐことで監視が可能です。
• 電池駆動のため、電源は不要です。
• 複雑な設定が不要で、誰もが簡単に取り扱うことが可能です。